• ホーム
  • クラミジアに感染しているかどうかは血液検査だけで分かるのか?

クラミジアに感染しているかどうかは血液検査だけで分かるのか?

色々な薬と薬のケース

病院で診察を受けると、性感染症の病原体に感染しているかどうかを調べるために血液検査が実施されます。病原体(異物)が体に侵入すると、免疫機構が異物に対して攻撃をするために免疫グロブリンを生成します。免疫グロブリンの反応を調べれば、病原体に感染しているかどうかを推測することができます。

免疫グロブリン(血中抗体)にはIgA・IgG・IgMの3種類があり、それぞれについて陽性または陰性を調べます。各抗体の陰性・陽性のパターンから、感染していない・感染している・過去に罹った経験がある、のいずれかを推測することができます。ただし、血中抗体の有無だけでは本当に病原体が体内に感染しているかどうかを判定することができません。他の検査結果と比較して、総合的に判断をする必要があります。血液検査の結果は、投薬を開始した後に治療効果の有無を判定する目的で用いられるケースが多いです。

性器や喉の粘膜にクラミジアの病原菌に感染したとしても、すぐに炎症を起こす訳ではありません。一般的に病原菌やウイルスに感染した場合は一定期間にわたり無症状の潜伏期間が続き、この間は炎症などの防御反応が起こりません。感染初期は血中抗体が生成されていない可能性があり、この期間中に血液検査を受けても陰性と判断されてしまいます。クラミジアの病原菌は血液ではなくて性器や咽頭部の粘膜に感染して長期間(1~3週間)にわたり炎症を発症しないため、血中抗体が生成されるまでに時間がかかります。

クラミジアに感染すると最初に尿道の粘膜(男性)または膣の粘膜(女性)に感染するので、これらの粘膜を採取して病原菌の有無を直接調べる方法が一般的です。男性であれば採尿をして、尿の中にクラミジアの病原体が含まれているかどうかを調べます。女性であれば、少量のおりものを採取して病原菌の有無をチェックします。病気が進行すると病原体が体の奥の方に移動するので、尿道や膣の粘膜で病原菌が見つからない場合があります。病原体がすでに移動した可能性があることから、病院では血液検査を実施して血中抗体の有無を確認します。

初期の段階でクラミジアに感染しているかどうかを調べる場合は、感染部位の粘膜を直接採取する必要があります。潜伏期間は血中抗体が検出されない場合がありますが、粘膜に病原菌が含まれるかどうかを直接調べることで確認することができるからです。発症してからある程度の時間が経過すると病原菌が尿道や膣の粘膜で見つからない場合があるので、血液検査が実施されます。クラミジアの感染しているかどうかをきちんと調べたい場合は、複数の検査が必要になることを理解しておきましょう。

関連記事
ジスロマックは服用する時間を守って飲むことで最大限の効果を発揮する 2020年05月08日

ジスロマックは性器クラミジアに対して高い治療効果を持つ抗菌薬で、初期症状の段階で服用すると9割の人が完治します。十分な治療効果が得られるようにするためには、薬を服用する時間(タイミング)に注意を払う必要があります。ジスロマックの有効成分はアジスロマイシンで、薬を飲むと消化管から吸収されて血中濃度が上...

クラミジアを自宅で治したい・病院に行く時間が無い人は治療薬を通販で個人輸入! 2019年12月25日

病院や性病クリニックで初期の性器クラミジア感染症と診断されると、治療薬が処方されます。重症化していなければ、ほとんどの場合は処方された治療薬(抗菌薬)を飲むだけで病気を完治させることができます。性器クラミジアの治療に効果のある治療薬(抗菌薬)はいくつかの種類がありますが、マクロライド系抗生物質が有効...

クラミジア・淋菌などの性感染症治療薬「アジー」の正しい飲み方 2020年03月31日

病院やクリニックで性器クラミジアを治療する際に、ジスロマックが第一選択薬として処方されます。ネット通販を利用して個人で薬を購入してクラミジアや淋菌感染症を治療する場合には、ジェネリック医薬品のアジーを選択する人が多いです。アジーはジスロマックと同じ種類の有効成分が含まれた治療薬で、服用方法・治療効果...

クラミジアは繁殖力が強い!再発を防ぐには徹底的な服薬治療&医師による再検査がおすすめ 2020年01月27日

クラミジア・トラコマチスは細菌ですが、細胞の大きさは大きめのウイルスと同じくらいで非常に小さいという特徴を持ちます。この細菌は粘膜の細胞内でしか増殖することができず、他の細菌のように血液や体液中では増殖をしたり、生存し続けることができません。クラミジアの病原体は宿主(ヒトの粘膜)から離れると短時間で...

細菌を殺菌する「クラビット」のジェネリックも同等の効果がある! 2020年01月10日

クラビットは多くの細菌に対して強い抗菌効果を持つ治療薬で、性器・咽頭クラミジアにも効果があります。この治療薬の有効成分はレボフロキサシンで、ニューキノロン系抗菌薬のひとつです。クラミジアなどの細菌感染症の治療に用いる場合は、1日1回クラビット錠(500mg)を14日間にわたり毎日服用します。この薬は...